Canon EOS RP 冷却改造 ⑪Canon EXTENDER RF 2x

EFマウントカメラの時もやってみたが、Vixen コレクターPHの後段にEXTENDERを着けてみた。RFマウントの場合はEFマウントよりフランジバックが24mm短いので、この分でオフアキガイダーを取り付ることが出来るが、今回はさらにその後にCanonのEXTENDER RF 2xを取り付けた。

このEXTENDERのレンズは、前方にかなり飛び出しているので、オフアキガイダーのプリズムと接触した。仕方がないので、プリズムを少し外周方向にずらした分、ガイドカメラの視野が狭くなった。しかし、EXTENDERの前にあり、焦点距離1140mm、F3.8 のままなので、ガイド星が見つかりやすくて助かる。

NGC2903を撮ってみた。

望遠鏡:ORION VX12 F4 + VixenコレクターPH + Canon EXTENDER RF 2x、焦点距離2280mm F7.6 相当
フィルター: IDAS NGS1、1分x96枚
赤道儀:NJP(AstroEQ-EQMOD)、PHD2 オフアキガイド ASI290MM
カメラ:Canon EOS RP(HKIR, 冷却改造)、 ISO800、EXIF温度2℃、Flat40枚、Dark 20枚
画像処理:DSS、PixInsight、StarNET2、BXT、DenoiseAI、PS Elements、iPhone写真アプリ、トリミング70%
撮影地:東京都多摩地区自宅ベランダ 2023年12月25日

画像は破綻してなかった。トリミングすればフルサイズでも、それなりの大きさの天体画像になった。周辺減光が激しくて、バックグランド処理が大変だった。

以前撮った画像と比較してみた。
左: OrionUK VX12、Vixen コレクターPH、ZWO ASI 533MC pro、gain95、23時間露光
右: OrionUK VX12、Vixen コレクターPH、Canon エクステンダー RF 2x 、EOS RP、ISO800、96分露光

VX12の分解能は0.39秒で、焦点距離2280mmではEOS RPの画素ピッチが0.52秒に相当する。画素が無駄に大きくはなってない。しかし以前のように23時間も露光する根性は、今は無いかな…

絵文字の数字は10までらしいので、このシリーズもこれで終わります。

コメントを残す