OnStepでは、AstroEQの MicroStep Gear Changeに相当する機能を使わずに、高速なCPUを使うことによって、GOTO速度を早くできます。以前、Arduino MEGA 2560 ボードとRamps1.4シールドを使って、ハンダ付け無しで自作ましたが、今回は、GOTO速度を約3倍高速化できる ESP32 CPU を使った Wemos D1 R32 ボードとCNC V3 シールドを使って、ハンダ付け無しで自作しました。
“onstep cnc v3 esp32” などで検索すると出てくる、先人の方々のご苦労を参考にさせて頂き、Ardiuno IDEのボードマネージャを使って、ESP32のサポートパッケージを入れて、ボードタイプとして、WEMOS D1 MINI ESP32を選んで、OnStepを書き込みました。
このときのconfig.hは、次のジェネレーター設定を使って、作成しました。
OnStepを書き込んだWemos D1 R32 ボードに、CNC V3 シールドを被せて、マイクロステップをジャンパプラグで設定して、モータードライバーモジュールを差し込んで、手持ちの当家標準のモーター接続用DIN8コネクターを繋いで箱に入れ、超便利ローゼットを使ったST4コネクタも繋ぎました。
マジックテープで、ASIAir proに貼り付けて使うことにしました。ニュートン鏡では、カメラの対角に置いてバランサーとして使えます。
肝心なGOTO速度ですが、RA軸のステップ分解能が0.09″/s でも、マイクロステップギアチェンジ無しで、約400倍速出ました。ASIAir proのGOTOでも、今のところ、ASIAir pro から操作して、目的天体までタイムアウトせずに行き着き、途中でplatesolveのための撮影に入ることはありませんでした。ステッパーモーターの脱調もないようです。
実際の運用では、E-STOP端子とGND間に47μFの電解コンデンサーを入れて、パワーオンリセットがかかるようにしました。しかし、Wemos D1 R32 ボードとCNC V3 シールド、アマゾンで合計2千円以下で買えました。なんて安いんだ…
Onstepシステムがハンダ付けほとんど無しで作れるなんてスゴイ!
以前桑名の星空さんに分けてもらったのを使ってるんですが、Backup機作ろうと、ネット情報調べてTeensyに頑張ってハンダ付けて組み立てたんですが、wifiモジュールへのファーム書き込みがシリアルコンソールからokが戻ってこず、諦めて放置・・・
サクッと作れちゃうなんてスゴイです。私もまたぞろチャレンジしたくなりました!
それにしても、モータードライバ2コ、大陸へ注文してるんですが、一か月経ってもまだ届かない・・・まさか半導体不足の影響?
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i*mat さん
こんばんは。
Wemos D1 R32 ボードとCNC V3 シールドは、アマゾンから翌日届きましたけどね…
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jun1wata さん、こんにちは
Wemos D1 R32 + CNC V3 のコントローラーは、低価格で安定してますよね。私も9月の天候が悪い時期に試しに1台作ってみましたLV8729 ステッピングモータードライバーを取り付けてみましたが、DRV8825 より扱いやすい気がします。jun1wata さん TMC2226 をお使いのようですが、こちらは静かで良いらしいですね。
タック
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Tak さん
こんばんは。
TMC2226、確かにdrv8825よりは、ずっと静かですね。
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こんにちは、大変参考になる記事感謝です。
先日Asiairを購入したのですが、OnstepコントローラのST4端子との接続方法がわかりません。やはりUSB-IO経由で行うのでしょうか?
また、Asiairで認識させる方法を教えていただけるとありがたいです。 よろしくお願いいたします。
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匿名さま
こんばんは。
最近OnStepは使ってないので、確かめてはいませんが、CNC3の場合なら、ピンマップ
https://github.com/hjd1964/OnStep/blob/release-4.24/src/pinmaps/Pins.CNC3.h
の81〜84行目を参考にST4端子を配線し、ガイドカメラのST4端子と接続すれば、ASIAirでガイドできると思います。
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