カメラのフランジ面とC-MOSセンサー表面の光軸をレーザーコーリメータを使って一致させてみた。
EOS Kiss X3は、IRフィルター除去改造してありますが、天体画像がどうもピリッとしないので、スケアリング調整というか、光軸調整を試してみました。
先ずは、分解。Kiss X3 の海外品は500Dと言うらしいので、いつもお世話になっている、”EOS 500D DIY Digital Infrared Conversion”で検索すると出てくるサイトの分解画像を印刷して、外したネジを画像のネジ位置にセロテープで貼っておき、組立て直す時、間違えないようにしました。
C-MOSセンサー面を露出させなければいけないので、次の画像の矢印辺りの歯車を回すと、
シャッター幕が開き、ミラーがアップしました。
裏面に黒い紙を貼り付けたガラス板をフランジ面に密着させて、反射望遠鏡調整用のレーザーコーリーメータのビームが発光源に戻るように、微動雲台でカメラの方向を調整しました。
次に、ガラス板を外し、C-M0Sセンサー表面にレーザーが当たるようにすると、受光セルが2次元回折格子状になっているので、次の画像のように、対応する回折パターンが出ます。手前がカメラ、向こう側が、レーザー光源。
中心の直接反射ビームがレーザー発光源に戻るように、C-MOSセンサー基板を押しバネで支持する3ヶ所のネジを回して方向を調整しました。
今回のレーザー光源とC-MOSセンサーの距離は、約250cmでした。ビームを戻す調整誤差を0.5cmとして、23mmのASP-Cサイズセンサー面で、両端の前後のズレは、x:2.3=0.5:500 なので、x=2μmと計算でき、必要な精度は出ていると思われます。
調整後、今回はネジロックペイントを塗っておきました。
*このような自作改造は自己責任でお願いします。
雲台に乗ってるカメラの姿・・
ここまで素っ裸にするのって、結構ダイヘンじゃなかったですか?
私は冷却改造するのに分解しましたが、裏ブタどまりでした・・
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i*mat さん
こんばんは。
本文にに書いてあるサイトを参考にしたので、そんなにタイヘンではありませんでした。
I*matさんは、冷却改造したんですね。裏蓋外すとセンサーの裏が見えてるので、改造しやすそうですよね。
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