久々にVX12で観測出来たが、星像がボロボロだったので、あれやこれや、やってみた。
昨日、多摩地方では夜早い時間に雲が切れそうだったので、VX12を出して待ったが、雲が切れたのは月が出て暫くしてからだった。仕方ないので、明るめのM5を撮ってみた。
望遠鏡:ORION VX12 F4 + VixenコレクターPH F3.8
フィルター: IDAS NGS1 フィルター、120秒x67枚
赤道儀:NJP(AstroEQ-EQMOD)、PHD2オフアキガイド、ディザリング有り、ASI290MM mini
カメラ:ZWO ASI533MC pro 冷却−18° gain200
画像処理:PixInsight、RawTherapee、Macプレビュー、トリミング無し
撮影地:東京都多摩地区自宅ベランダ 2023年4月10日
なんだか、星が滲んで、全くピリッとしない画像だった。
なんとかならないかと、BXTのSharpen StarsとAdjust Star Halosをイジって星の芯を作り、この芯でStarNet2の星マスクを作って、星と星団中心部を分離して、それぞれ処理して、覆い焼き(リニア)加算でレイヤ合成した。
左:処理前
右;処理後
ピリッとはしたが、なんか不自然。遠目ではなんとかなるかも。
この撮影時のPHD2logは、以下の通り。
そんなに悪くない。
フルサイズカメラでは目立たない粗が、1型サイズセンサーだと目立つということか。
オフアキガイド光学系の影響、艶消し塗装、遮光環設置など、原因調査と対策が必要そう。黄砂の影響だったのならいいんだけど…