AZ-GTi を SynScan ハンドコントローラー に 有線接続, Wired connection of AZ-GTi to SynScan hand controller

先日、AZ-GTiを持って遠征に行ったのですが、PCやスマホでの操作は、無線接続が切れたり、望遠鏡覗きながらのブラインドタッチができなかったりで非常に難儀しました。

なので、EQ5をPCダイレクトケーブルで繋いでから余っていたSynScanハンドコントローラーをAZ-GTiに有線接続してみました。

以下のように、AZ-GTiからSynScanハンドコントローラーに12V電源を供給できる接続ケーブルを自作して、

スクリーンショット 2019-07-14 10.49.35.png

SynScanハンドコントローラー —> 自作接続ケーブル —> AZGTi と接続して、動作しました。やはりSynScanハンドコントローラーは赤道儀を微動させる時は使いやすいです。

でも、ハンドコントローラー で「名前の付いた天体」のアルファベット順リストから、天体を選ぶのは面倒なので、同時にWiFiでスマホも繋いで、天体の選択はスマホ版SynScanから、微動はSynscanハンドコントローラーからという操作が可能でした。

今回使ったファームのバージョンは以下の通り、

SynScan Hand Controller for all GO-TO mount, Version 4.39.05

AZGTi Mount, Right Arm, AZ/EQ Dual Mode, Version 3.16

IMG_2766.jpg

ユーティリティー > 情報の表示 > バージョン > モーターコントローラーは、 Ver.03.16.A5 と表示されていました。この自作ケーブルを使って、PCの星図ソフトからASCOM経由でAZ-GTiを有線操作できました。また、自作赤道儀コントローラにもSynscanハンドコントローラーが何とか繋がらないか試行錯誤中。

*改造は自己責任で行ってください。

[追記1] ハンダ付けしないで作る方法は、こちらです。

[追記2]中央アルプス宝剣岳千畳敷ホテルにこのセットを持って行って撮った作例です。標高2600mmなので、5月でも夜は氷点下でした。PCやスマホは低温だとすぐにバッテリーローになって使えなくなりますが、AZ-GTiはアルカリ乾電池なので普通に使えました。

宝剣岳とおおぐま座

DSC07294千畳敷18mm.JPG

レンズ:Sony SEL1855 18mm(35mm換算24mm) F3.5
カメラ:Sony NEX-5(IRフィルタ除去改造) 30秒、AZ-GTi赤道儀モードで追尾
画像処理:Image Edge でホワイトバランス・レベル調整、現像
撮影地:中央アルプス宝剣岳千畳敷 2019年5月30日

道標の向こうにアンタレスと天の川

DSC07309_stitchアンタレス付近18mm.JPG

レンズ:Sony SEL1855 18mm(35mm換算24mm) F3.5
カメラ:Sony NEX-5(IRフィルタ除去改造) 30秒、AZ-GTi赤道儀モードで追尾
画像処理:Image Edge でホワイトバランス・レベル調整、現像、RawTherapeeでLab伸張
撮影地:中央アルプス宝剣岳千畳敷 2019年5月30日

AZ-GTi を SynScan ハンドコントローラー に 有線接続, Wired connection of AZ-GTi to SynScan hand controller” への2件のフィードバック

  1. 古い記事へのコメントですみません。メキシコ在住で最近AZ-GTiを購入しましたが、WiFi接続だけで有線でもつなげないかと思っていました。
    SynScanのハンドコントローラがつなげることが分かり、嬉しく思っております。
    早速RJ-45メスを発注しました。来週部品が到着したらつなげてみようと思います。
    とても参考になり助かりました。

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