15cm F2 球面鏡の実験 同心メニスカス補正板

前回、レンズレスシュミット望遠鏡を作ってみたが、やはり球面収差を補正してないので、ピンぼけ像しか得られなかった。そこで、いつものように、近くの100円ショップで、何か補正板になるような物はないかと、物色していると、こんな物をみつけた。

球面状のカバーガラスが付いている壁掛け時計。ガラスだけ外すと、

こんな感じ。半径15cmくらいの球面板になっているような…

ネットで調べると、球面鏡と同心球面状に補正板を置くと球面収差が補正できるらしい。同心メニスカス補正器などと言うとのこと。

そこで、15cmF2球面鏡(実測で半径約55cm)と、この球面板(目視で半径15cm)が、同心に近くなるんじゃないかと思える長さ40cmに紙筒を切って、この球面板を対物側に補正板として取り付けてみた。

”15cm F2.7 同心メニスカス補正板付き球面マンギン反射望遠鏡” の勇姿であります。

これで、さっそく、当家のベランダから見えるいつもの鉄塔を撮って、前回と比較してみた。

左:同心メニスカス補正板付き球面反射望遠鏡, ASI120MM mini
右:レンズレスシュミット, ASI120MM mini

曇りの日だったので、鉄塔最上部のランプが反射していないが、少しはピンぼけが直ったような気がする。

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