天頂撮影用 “イカダ” アームの 耐風 性能

昨夜は、木の葉や小枝が動く程度の風があり、風速1〜5m/s ぐらい吹いていたようです。薄雲があり撮影条件としては良くなかったので、南側ベランダから東北東側や天頂付近を撮影するために自作した ”イカダ”アーム の耐風性能をチェックしてみました。

まず、天頂付近にあった網状星雲東部のNGC6992を約1時間撮影してみました。

NGC6992(7.0等級)

望遠鏡:SkyWatcher BKP130 + Baader MPCC III F5
フィルター: TRIAD ULTRA QUAD-BAND 5分x12枚
赤道儀:NJP(AstroEQ-EQMOD)、、PHD2ガイド、 fl150mmF3 + ASI120MM mini
カメラ:ZWO ASI533MC Pro、冷却 -5℃ ゲイン300、フラット30枚、ダーク25枚、バイアス15枚
画像処理:DSS、PixInsight、RawTherapee、Macプレビュー
撮影地:東京都多摩地区自宅ベランダ 2021年8月27日

撮影対象は画角にギリギリで入りませんでした。星像は、ちょっと四角っぽいですが、まあまあでした。フレーム別にチェックしても星像が尾を引くような画像は見られませんでした。1フレームは300秒なので、時々吹くやや強い風で望遠鏡が振動しても、1~2秒ですぐに減衰して元の位置に戻っているのだと思います。”イカダ”に搭載した望遠鏡の揺れは、”片持平板のねじり振動”なので、構造解析ソフトなどで振動の減衰時間を計算できそうですが、持ってない。

さて、ガイドずれをPHD2Log Viewerで見ると、

時々暴れていますが、直ぐに戻っていたようです。

木の葉や小枝が動く程度の微風なら、”イカダ”は、実運用可能なようです。

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