白色LED光害対策としてKenko Y48をLPR-Nフィルターに重ねてM31銀河を撮影し、以前撮ったワンショットナローバンドフィルターの画像と比較してみた。
白色LEDの波長450nm辺りの強力な青色発光を避けるためのKenko Y48フィルターを、水銀灯やナトリウム灯の輝線スペクトルを避けるためのサイトロンLPR-Nフィルターと 重ねて、M31を撮影してみた。
M31(3.4等級)
![](https://jun1wata.wordpress.com/wp-content/uploads/2021/08/m31_y48plprn_bkp130_31ln_dbe_st_scnr_lab_nr_fr_-1.jpg?w=1024)
望遠鏡:SkyWatcher BKP130 + Baader MPCC III F5
フィルター: Kenko Y48 + サイトロン LPR-N 30秒x31枚
赤道儀:NJP(AstroEQ-EQMOD)、、PHD2ガイド、 fl150mmF3 + ASI120MM mini
カメラ:ZWO ASI533MC Pro、冷却 -5℃ ゲイン300、フラット5枚、ダーク25枚、バイアス15枚
画像処理:DSS、PixInsight、RawTherapee、Macプレビュー
撮影地:東京都多摩地区自宅ベランダ 2021年8月25日
昨夜の当家ベランダからは、月明り有り、薄雲通過も頻繁で、途中から厚い雲に変わり、20分程度しか撮影できなかった。光害かぶりのある明るいバックグランドは、PixinsightのDBEで減算した。
この画像と、以前撮ったワンショットナローバンドの画像を比較してみた。
![](https://jun1wata.wordpress.com/wp-content/uploads/2021/08/m31_y48plprn_bkp130_31ln_dbe_st_scnr_lab_nr_fre6af94e8bc83-2.jpg?w=1024)
やはり、右側のTRIAD ULTRA QUAD-BANDフィルターを使ったワンショットナローバンド画像の方が、コントラスト良く薄い部分も写っている。外周部にHII領域も薄っすら見える。
“イカダ” アームで望遠鏡も安定したので、こんな場所からは、もう悩まずにワンショットナローバンドで露光時間を伸ばしていこう…
対象にもよるんですかね。
先日のM27の二枚重ね、なかなかハイコントラストに思えたですけど。
HⅡ天体じゃないんでしょうね。
系外銀河も連続スペクトルと思うんですが。
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i*mat さん
こんばんは。
M31なんかは、連続スペクトルの典型でしょうから、ようやく試せたんですが、薄雲有りの月夜だったし、条件悪かったかもしれません。
光害の程度によって、撮影対象ごとの必要フィルターが違うってことじゃないでしょうかね。それって、当たり前だろと言われたら、身も蓋もないかもです…
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