ワンショットナローバンド M31

南側ベランダから東北東方向ギリギリに顔を出すM31を撮ってみたの巻。

アンドロメダ銀河は、北東天で方位が60°以上になる約4時間だけ、当家の南側ベランダから天頂撮影用アームを使って、次の画像のような望遠鏡の配置で撮影できます。

マンション上層階のベランダ南東角スレスレに見えているので、上層階の部屋でLED照明が点灯しているとモロに光害かぶりを受けます。さらに、マンション構造物の凹凸で視野が遮蔽されてケラれます。夜なのに取り込み忘れの洗濯物が、すぐ上の階でユラユラ揺れていたりすると、もう撮れません。

M31(3.4等級)

望遠鏡:SkyWatcher BKP130 + Baader MPCC III F5
フィルター: TRIAD ULTRA QUAD-BAND 1分x20枚
赤道儀:NJP(AstroEQ-EQMOD)、、PHD2ガイド、 fl150mmF3 + ASI120MM mini
カメラ:ZWO ASI533MC Pro、冷却 -5℃ ゲイン300、フラット30枚、ダーク25枚、バイアス15枚
画像処理:DSS、PixInsight、RawTherapee、Macプレビュー
撮影地:東京都多摩地区自宅ベランダ 2021年8月10日

約3時間で180枚撮影しましたが、構造物でケラレたり、雲が出たりで、20枚しか使えませんでした。焦点距離650mmの望遠鏡だと、中心部のクローズアップになりました。

[追記] この時のPHD2 ガイドの様子は次の画像の通りです。RMS 1.15″となっています。

ワンショットナローバンド M31” への4件のフィードバック

  1. JUN1WATA さん、

    おぉ、多摩地区でも TRIAD ULTRA QUAD-BAND を使用すると、M31の腕がここまで写るんですね。いくつかの障害を乗り越えた結果のようですが、素晴らしいと思います。参考になりました。

    タック

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    1. Takさん
      こんばんは。
      シベットさんあたりには怒られそうですが、光害のため、銀河を連続スペクトル光源として期待するのは、無理な場合もあると思うんですよね。

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  2. 撮影風景を見て、驚愕の撮影環境ってことが分かりました。
    それでも星が点に写ってて、サスガNJP。PHDのガイドグラフどんなカンジなんですかね?
    東京ですから光害はヒドイと思いますけど、もしかして、多摩地区って意外に標高が高くって空気が澄んでる?

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    1. i*matさん
      こんばんは。
      PHD2 Log Viewerのグラフを追記しておきます。
      この日は台風の翌々日で、雲の流れが速く、雲のない時のシーングはよかったですね。

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